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ギター・ベース用材料の割れ&含水率その2
と言っても何も買わなかったのだが・・・・(笑)
で、スッゴイさわりの部分で終わっちゃったんだよね・・・・・と言う事で続きです!
含水率!
皆さんあまり楽器を購入する際に気にしませんが・・・と言っても知りようが無いですけどね(汗)
ずばり、これもネックの反りや木部の割れ、果てはサウンドにまで大きく影響を及ぼすのですよ。
まず、楽器用の材料は基本的にはある程度”ボディーに見合ったサイズ”や”ネックに見合ったサイズ”に製材された状態で入荷します。
で、よく含水率計使ってますが実はあまり意味がないの(汗)
と言うのもエレキギターやエレキベースの材料の場合、厚みが50ミリ弱に製材され入荷するのです。
一般的に出回っている含水率計は表面に金属の棒をあてがい電気の流れによって水分量を測るのですが(脂肪計と一緒だね)水分は空気に触れている部分から空気中に蒸発する為に”こぐち”を含む表面はその材料の中で一番含水率が低い部分であり、50ミリの丁度中間、表面から25ミリ下の含水率は想像以上に高いのです!
結構違うものなんですよね、これが。
まぁ、おおよその見当をつけて表面がこの位だから中はこれ位♪と言う目安にはなりますけどね。
元々数万円で入手可能な物は建材用とか地面用とかとして販売されていたりする物なので、そう言った物は金属の棒を打ち込んで使ったりするんですよ。
例えば建材なんかだったら釘を打ち込んでその頭に含水率計を宛がうのですな。
そうすれば材料の中心部分も計測可能なのですが、先に話した通り割と無駄なくかっちりとしたサイズで材料が入荷する為に釘を打ったり出来ないのですよ。
釘を打った時点でボディー・ネック材としては使えなくなりますからね(汗)
さてさて、含水率を12%程度にまで下げる場合、日本の気候だと35年位とか聞きました。
それが表面なのか中までシッカリなのかは判りませんがそんなに待てないし芯の部分までシッカリ下がっているか保証がないのですよ、アコギのように材料自体が薄ければ表面と中の差がないので判り易いですけどね。
ってな訳で現在では強制乾燥物がほぼ全部を占めているのです。
乾燥専門の業者ですからパルス何ちゃらみたいなMRIのような物で中までシッカリ乾燥しているか確認出来るし、木材に含まれる油分も水蒸気でシッカリと飛ばしてくれるし、指定した含水率まで下げてもらえるしと確実この上ないのです。
自然乾燥って素敵な響きですけどやはり科学(科学なのかな???)の進歩は素晴らしい!
魚屋の友人に聞いたのだが、天然物よりも養殖の方が美味い魚も多いようだし、日本産より海外産の方が美味い魚もたくさん!
天然近海物が全て良いという訳ではないのですね(笑)
さて、材料の中で水分が飛びやすい物とそうでない物が有ると少し触れたのですがそれは次回と言う事で♪
ギター・ベース用材料の割れ&含水率その1
さてさてダロさんが木材の割れについてふってくれましたので。
海外に行くと割れ易いか?
割れに関しても木材の収縮が原因であります。
しかも物凄く急激な場合ね。
エボニーやその他の極端に硬い材料に関してはちょっとした変化でも割れますけれどメイプルを含む一般的な材料であれば日本から海外に移動の際、環境の変化で材料が割れてしまう事は少ないでしょう。
これに大きく関係するのは”含水率”と言うものです。
含水率とは木材に含まれる水分量であり楽器用は15%以下が基本です!
12%以下が理想でしょう。
現在の日本においてシーズニングは”強制乾燥”と言う水蒸気・熱・風にて乾燥させる方法が主流となっています。
皆さんの好きな”自然乾燥”は板厚の薄いアコースティックギター用材料で一部使用されている物もありますが日本の湿度で自然乾燥を行う場合、厚みのあるエレキ用の材料の場合現実問題として材料の中心部分まで楽器用の含水率まで下げる事が難しい、材料によっては不可能と言ってしまっても良いでしょう。
今日は休みで今から出かけるので今日はここまで。
完全にフリだけですみません(汗)
ネック反りのアレコレその6!
グッスリ寝られそうだね~明日は日曜だし。
と、まぁ昨日の内容がトラスロッド調整の基本なのですが、これがネックの反りとどう言う関係があるか?
ネックが水分を吸う事により膨張、乾燥する事により収縮。
水分を吸って木部が膨張するということは写真のA・B方向とD・E方向へ木が膨らむと言う事です。
この時!注目するのはa・bの部分とトラスロッドの材質です。
トラスロッドは金属ですから延びたり縮んだりしません!しかし木部はA・B方向へ膨張します。
それではa・b部分の負荷はどうなるでしょう?
b部分はネックに固定されている為にそこを基準と考えて下さい。
するとa部分がA方向に引張られますよね?
aが外に引張られると言う見方はあくまでもトラスロッドが主語でロッドに掛かる負荷であり、見方を変え主語を木部にすると負荷はどうでしょう?
そうです、トラスロッドの長さが変わらない以上木部を主語とするとB方向へaが引張られている事となります。
つまりこれはロッドを締め込んだ時と負荷の掛かり方が同じと言う訳です。
すると、当然C方向への力が発生しますのでネックがE方向へ動きます。
逆に木部が乾燥した場合は木材が縮むのですからロッドで言うところのA方向への力が減ります。
すなわち木部で言うB方向への力が弱くなるので同時にC方向への負荷が減りネックがD方向へ動くのです。
湿度の高い時期に湿気を吸い木部が膨張しネックが逆反り、ロッドを回していなくても木が膨張する事によってC方向への負荷が弦の張力に勝ってしまった状態になる訳です。
そしてそれを修正するべくロッドを緩め張力とロッドの負荷が均衡するまでC方向への負荷を緩める。
これでネックが真っ直ぐになりました、但しこれはあくまでも調整した時点の木の膨張具合で均衡が取れているだけであります。
で、冬のように乾燥した時期!
木部から水分が外へと放出されます。
要するに乾燥するわけですね。
すると木が縮んでしまいます・・・・膨張した状態で張力との均衡が取れる程度の負荷しか掛けていないのですからaがA方向へ引張られる力が弱くなればその負荷分C方向への負荷よりも弦の張力が勝り順反り(たわみ)を起こしてしまうのですよ。
これがネック反りのシステムです♪
まぁこの繰り返しがネック反りでありますので、読んで頂いて解るかと思いますが多湿・乾燥等はどちらでもOK!通年湿度を”一定”に保つ事こそがネック反り防止の真髄と言う訳です!!
ネック反りのアレコレその5!
昨日は更新できませんでした(汗)
来週の火曜日に某所で急にギターを弾く事になり、昨日コード譜のFAXが来たのですが・・・・大丈夫だろうか?
土曜の晩と日曜は予定入っているしね・・・・練習しなければ(汗)
と言った所で。
で、斉藤君のトリオ”B CLUB”のCD”EARTH”とミニたい焼きを貰ったなり!
エレクトリックチェロ、あまり聴きなれないでしょ?(笑)
一度CD聞くべし!
今日、ベースマガジン編集近藤君が打ち合わせで来社したのだがエレクトリックチェロに興味持っていたね♪
で、今日はベースマガジンの取材。
いま、ベースマガジンで僕の連載「作って学ぶ”ベースのしくみ”」の取材ね。
来月は塗装の事なのだがうちのスタッフから熱心に色々と話し聞いていたな。
こっちも宜しくです♪
さて、ネック反りの続き~!
先ずはロッドの写真どうぞっ!
とまぁこんな感じなのですよ、これが図1。
aとbのアップは前回の使い回し!先ずは上側。
そんで下側。
aとbがネックに当たっていますよね?
b部分はネックポケットでボディーに固定されている部分です。
ネックは製作段階でやや逆反りを起こすように製作しています。
でbを締め込むとaが図1のB方向へ引張られます。
するとトラスロッドが湾曲している為に溝に沿ってaが動こうとするのでC方向へ負荷が掛かります。
するとE方向へネックが動く訳です。
つまりB方向へ負荷を掛けた状態が基準となっており、これが弦の張力と均衡しネックが順反り方向へたわんだ時に真っ直ぐになっているのですよ。
で、逆にbを緩めると?
aの部分に掛かっているb方向の負荷が軽くなる為に弦の張力に引張られネックがD方向へと動きます。
つまり逆反り方向(E)へ動かす場合はトラスロッドの負荷により動かしているのですが順反り方向(D)へネックを動かしているのはトラスロッドではなく弦の張力なのです。
bを緩める事によりC方向への負荷が減り張力が勝り順反り方向(D)へネックが動くと言う非常に消極的な構造となっており、これが俗に言う”片効きトラスロッド”であり、最も一般的なロッドの構造であります!
以上でロッドのシステムは解って頂けた?のかな?
ここをご理解して頂いた上でネック反りのメカニズムなのですが時間無くなっちゃった(汗)
今から打ち合わせなので今日はここまででごめんなさい(汗)
今日は一日原稿書き
あ゛~疲れました・・・・・、今日は問い合わせメール返信の後に一日原稿書き!ヤングギター10月号の原稿締め切り明日なのだが未だ何もやっていなかったのですよ・・・・しかし!なんとか完了♪
明日午前中に本文で使用する写真を撮影すればOK♪
昼前には全部終わるな。
今回は説明文を解り易く書くのに非常に手こずってしまい思いの他時間が掛かってしまったのですよ。
何回書き直した事か(汗)はっきり言って珍しい、普段は結構スンナリと原稿書けちゃうのですけどね。
ちなみに内容は未だ内緒(笑)
来月号をお楽しみに~。
ってな訳で今日は解説を嫌と言う程書いてしまったので”ネック反りのアレコレその5”は明日までお待ち下さい(笑)
そんな感じなので今日は軽く流そう。
今月号の広告載せてお茶濁します(笑)
まずはヤングギター9月号!
COMBAT女性人よりイケメンの称号を勝ち取ったMORIMOTO君。
ヤンギのG-MECHANIC WORK SHOPは欠かさず読むように(笑)
で、GUITAR MAGAZINE9月号
KenKen of INVADERSのRIO
付き合い長いのよ、凄く良いギター弾くよね。
そして最後はBASS MAGAZINE9月号
Pay money To my Pain (PTP) のTSUYOSHI
SUMMER SONICや先だってのRIZEとの2MANも大好評だったし今一番勢いのあるBANDでしょう。
BASS MAGAZINE9月号では”MY DEAR BASS”で2ページブッコ抜きで特集だしね~。
たいしたもんだ。
NEW SINGLEのWriting in the diaryも”らしさ”が良く出ていてカッチェ~、聞くべし!
ってな訳で本日はこれにて終了!
明日をお楽しみに。