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コンバットギターズの日記

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  • 05/01/14:05

ギター・ベース用材料の割れ&含水率その2

さて、昨日は買い物に♪
と言っても何も買わなかったのだが・・・・(笑)

で、スッゴイさわりの部分で終わっちゃったんだよね・・・・・と言う事で続きです!

含水率!
皆さんあまり楽器を購入する際に気にしませんが・・・と言っても知りようが無いですけどね(汗)

ずばり、これもネックの反りや木部の割れ、果てはサウンドにまで大きく影響を及ぼすのですよ。

まず、楽器用の材料は基本的にはある程度”ボディーに見合ったサイズ”や”ネックに見合ったサイズ”に製材された状態で入荷します。

で、よく含水率計使ってますが実はあまり意味がないの(汗)
と言うのもエレキギターやエレキベースの材料の場合、厚みが50ミリ弱に製材され入荷するのです。

一般的に出回っている含水率計は表面に金属の棒をあてがい電気の流れによって水分量を測るのですが(脂肪計と一緒だね)水分は空気に触れている部分から空気中に蒸発する為に”こぐち”を含む表面はその材料の中で一番含水率が低い部分であり、50ミリの丁度中間、表面から25ミリ下の含水率は想像以上に高いのです!

結構違うものなんですよね、これが。
まぁ、おおよその見当をつけて表面がこの位だから中はこれ位♪と言う目安にはなりますけどね。

元々数万円で入手可能な物は建材用とか地面用とかとして販売されていたりする物なので、そう言った物は金属の棒を打ち込んで使ったりするんですよ。

例えば建材なんかだったら釘を打ち込んでその頭に含水率計を宛がうのですな。
そうすれば材料の中心部分も計測可能なのですが、先に話した通り割と無駄なくかっちりとしたサイズで材料が入荷する為に釘を打ったり出来ないのですよ。

釘を打った時点でボディー・ネック材としては使えなくなりますからね(汗)

さてさて、含水率を12%程度にまで下げる場合、日本の気候だと35年位とか聞きました。
それが表面なのか中までシッカリなのかは判りませんがそんなに待てないし芯の部分までシッカリ下がっているか保証がないのですよ、アコギのように材料自体が薄ければ表面と中の差がないので判り易いですけどね。

ってな訳で現在では強制乾燥物がほぼ全部を占めているのです。
乾燥専門の業者ですからパルス何ちゃらみたいなMRIのような物で中までシッカリ乾燥しているか確認出来るし、木材に含まれる油分も水蒸気でシッカリと飛ばしてくれるし、指定した含水率まで下げてもらえるしと確実この上ないのです。

自然乾燥って素敵な響きですけどやはり科学(科学なのかな???)の進歩は素晴らしい!

魚屋の友人に聞いたのだが、天然物よりも養殖の方が美味い魚も多いようだし、日本産より海外産の方が美味い魚もたくさん!

天然近海物が全て良いという訳ではないのですね(笑)

さて、材料の中で水分が飛びやすい物とそうでない物が有ると少し触れたのですがそれは次回と言う事で♪
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木材

国産の木材は、含水率が多くて、歪みが出やすいので
外材の方が狂いが少ないと聞いたことがあります。
まあ、アメリカが発祥のエレキでは、外材を使用
するのが当たり前なのかもしれませんが。。。。

  • 2008年08月25日月
  • ダロ
  • 編集

確かに!!

木材の内面まで湿度管理するのは難しいですよね??

仕事柄、建築現場に出入りするんですが、
「柱」とか、見かけがきれいなヤツでも
数年すると割れちゃったりするんですよね~~
特に、製材して時間の経過していない「若い木」は割れます
これは、ギターと一緒なのかも??(笑)

「檜」の柱 長年寝かせた材で作った物は
とんでもない値段ですから
ギター材も良い物は高い!ってのは納得です!!

  • 2008年08月26日火
  • Wolfey
  • 編集
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