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コンバットギターズの日記

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  • 05/01/08:43

ネック反りのアレコレその6!

しっかし今日は涼しいなり!
グッスリ寝られそうだね~明日は日曜だし。

5.jpgさてさて、ネック反りのメカニズム!続き♪
と、まぁ昨日の内容がトラスロッド調整の基本なのですが、これがネックの反りとどう言う関係があるか?

ネックが水分を吸う事により膨張、乾燥する事により収縮。
水分を吸って木部が膨張するということは写真のA・B方向とD・E方向へ木が膨らむと言う事です。

この時!注目するのはa・bの部分とトラスロッドの材質です。
トラスロッドは金属ですから延びたり縮んだりしません!しかし木部はA・B方向へ膨張します。

それではa・b部分の負荷はどうなるでしょう?
b部分はネックに固定されている為にそこを基準と考えて下さい。

するとa部分がA方向に引張られますよね?
aが外に引張られると言う見方はあくまでもトラスロッドが主語でロッドに掛かる負荷であり、見方を変え主語を木部にすると負荷はどうでしょう?

そうです、トラスロッドの長さが変わらない以上木部を主語とするとB方向へaが引張られている事となります。
つまりこれはロッドを締め込んだ時と負荷の掛かり方が同じと言う訳です。

すると、当然C方向への力が発生しますのでネックがE方向へ動きます。

逆に木部が乾燥した場合は木材が縮むのですからロッドで言うところのA方向への力が減ります。
すなわち木部で言うB方向への力が弱くなるので同時にC方向への負荷が減りネックがD方向へ動くのです。

湿度の高い時期に湿気を吸い木部が膨張しネックが逆反り、ロッドを回していなくても木が膨張する事によってC方向への負荷が弦の張力に勝ってしまった状態になる訳です。

そしてそれを修正するべくロッドを緩め張力とロッドの負荷が均衡するまでC方向への負荷を緩める。
これでネックが真っ直ぐになりました、但しこれはあくまでも調整した時点の木の膨張具合で均衡が取れているだけであります。

で、冬のように乾燥した時期!
木部から水分が外へと放出されます。

要するに乾燥するわけですね。

すると木が縮んでしまいます・・・・膨張した状態で張力との均衡が取れる程度の負荷しか掛けていないのですからaがA方向へ引張られる力が弱くなればその負荷分C方向への負荷よりも弦の張力が勝り順反り(たわみ)を起こしてしまうのですよ。

これがネック反りのシステムです♪

まぁこの繰り返しがネック反りでありますので、読んで頂いて解るかと思いますが多湿・乾燥等はどちらでもOK!通年湿度を”一定”に保つ事こそがネック反り防止の真髄と言う訳です!!
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海外に持っていくと。。。

海外だとアマゾンでなければ、日本よりは乾燥
しているはず。。。。
調整も日本より楽で、音も良くなるんですかね~
でも、木が割れやすくなるってこともあるんですかね~

  • 2008年08月23日土
  • ダロ
  • 編集

目から小判!

はっは~~~ん
トラスロッドが入っているが故に、反っちゃうんですね??

初めて気づいた!!
目から小判が出ました!!(爆)

  • 2008年08月25日月
  • Wolfey
  • 編集

無くても

>ダロさん
乾燥しているところだと音も違うみたいですよ。
聞こえ方が違うみたい貫けるそうです。

アンプの電圧以外にも関係あるんですね~。

>wolfeyさん
そうなんですよ、結構意外でしょう(笑)

まあトラスロッドが入っていなければ反らないのか?って話になると答えは"NO"ですけれどね。

トラスロッドレスのギターやベースって海外のメーカーで出ていますけれど反りますもの。

弦の張力に対して反発する負荷を掛けられませんからね、アルミやグラファイトだって反っちゃう位ですから。

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